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 こちらは、2006年までに発行されたメールマガジンの内容です。


■ モノを買わない理由

メールマガジンからいらした方、ここが「アタマに残る中小企業」で間違いないです。

 自分自身もそうだが、お金を使うことにとても厳しくなっている。以前は

「面白そう。ちょっと試してみよ!」

とばかり買っていた。でも今は買わない。好奇心が弱ってきたわけではない。もう少し身近な”モノを買わない理由”がありそうだ。

■ 収納

 テレビの情報番組で多いリフォーム系の枠。そのキーワードは”収納”。人がモノを買わない理由は、置く場所が無くなったから!なのではないか。次のような家庭は世の中に唸るほどある。

 例えば健康器具。買った、使った、飽きた。で、普段は使わない和室に置いておく。これがまた邪魔臭い。以前は抵抗があったリサイクル業者。ここへ売りに行ってみる。しかし、健康器具は既に山ほど並んでいる。当初1万円以上していたものでも、すぐに追随者の低価格品によって、同目的のモノが新品でも大安売りで、価格は大きく崩れている。なので、当然買値は二束三文。しかし、邪魔だからほとんど使っていないモノを売らなければならない。また最悪の場合、引き取ってもらえないことだって考えられる。

■ それに納得できればオッケーか?

 二束三文で売ることに納得出きればオッケー。しかし、そんな小銭のためにわざわざ店に出向くなり、業者を呼んで回収していってもらうのも面倒。だったら次にどうするか?当然、

「捨てちゃえ!」

ってことになるが、今どきそれも出来ない。さて、こんなに大きなモノは”何ゴミ”として出せばいい?

「金属部品は金属として。プラスチックはプラスチック。あ、そんなに大きなモノは回収出来ませんよ」

てなことを言われてしまう。分解して分別、電動砥石で切って小さくするなんてことも面倒くさい。業者にゴミとして引き取ってもらうと驚く程の値段を提示される。

■ 世の人は”失敗”を背負って生きている

 極端な話、”過去の失敗を捨てて、奇麗な自分になり、新しい好奇心に身を任せる”そんなことが許されない世の中になっている。自分が買ったモノを処分することが困難になってきたため、モノを減らすことが出来ない。しかし、少しでも洒落た生活をするためには”収納”を増やさねばならない。

 新築の売り家や、設計士は、家の中の壁という壁を”収納”として扉だらけにし、

「収納スペースをたっぷり取りました!」

と宣伝する。しかし住んでみれば全ての収納は使わないモノで埋められ、使うものはやっぱり外に流れ出てくる。そもそも人間が生きていく上でそんなに収納すべきものがあることがオカシイ。そこに皆気がついた。

■ 使えるものは長く使う、飽きそうなモノは買わない

 失敗を背負って、抱え込んで生きていかなければならない。その過程で捨てる面倒くささや、捨てる苦労を味わった今、「本当に必要なのかそうでないのか?」吟味してお金を使っている。

 さて、そういうお客さんにどうやってモノを売ったらいいんだろう?

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